年金の受取口座変更を、簡単に説明するよ!

何かしらの理由があって、年金の受取口座を別の口座に変更したい、なんて場合もありますよね。銀行さんによっては、年金の受取口座にすると、商品券や定期預金の金利UPなどキャンペーンを行っている銀行さんもたまに見かけます。また、ご高齢の方でお金の管理を兄弟や子供にお願いすることになった。親が急にボケちゃったけど、どこの口座で年金を受取っているか知りたい。なんて人もいますよね。

でも、年金の受取口座を変更する手続きって、どこに、どーやったらいいのかわからないですし、本人以外の場合はどうすればよいのか、わからないですよね。近くに年金事務所があればいいですが、遠方となるとなおさらです。できれ郵送で済ませたい場合もあるでしょう。

なので、今回は、年金の受取口座の変更お手続き方法を、出来るだけ簡単にご紹介したいと思います。読みながら、お手続きしてみて下さいね。

口座変更に必要な準備物

お手続きするにあたって、まずは必要な物を準備しましょう。口座変更のお手続きをするにしても、情報がないとできません。

受取口座変更の用紙

口座変更をするには、『年金受給権者受取機関変更届』という書類を提出しなければいけません。この書式は、お近くの年金事務所又は、年金相談センターの窓口に貰いにいくか、電話をして郵送してもらいましょう。又は日本年金機構のホームページよりダウンロードして印刷するかになります。書式はこのようになってますので、確認しながら必要なものを準備していきましょう。

年金受取口座変更

基礎年金番号

まずは、受取っている年金の基礎年金番号が必要になります。こちらは、年金事務所に連絡をしても、電話やメールでは聞くことができません。個人情報なので当然ですね。下のいずれかを準備しましょう。

  • 年金手帳
  • 基礎年金番号通知書
  • 国民年金保険料の口座振替通知書
  • 国民年金保険料の納付書又は領収書
  • 年金証書
  • 年金定期便

この書類にある、記号と番号を基礎年金番号に記載しましょう。わからない場合は、書類を準備して年金事務所にどれが、基礎年金番号か確認しましょう。

変更後の口座

続いては、変更後の受取口座の情報です。『銀行名』『支店名』『銀行・支店コード』『口座番号』が必要になります。『銀行・支店コード』はキャッシュカードや通帳に記載がありますので、確認してみましょう。

金融機関の証明

書式上は、変更後の受取金融機関の窓口へ行って、証明をしてもらう(印を押してもらう)必要があります。ですが、年金事務所の窓口に直接行かれる場合は、『通帳』を持参して窓口で確認してもらえば、わざわざ銀行へ行って、証明してもらう必要はありません。年金機構のホームページにも記載がありますので、ご安心下さい。

また、通帳を持っていくのが心配な方は、『通帳のコピー』でも問題ありません。その場合は、

  • 銀行名
  • 支店名
  • 銀行コード
  • 支店コード
  • 口座番号
  • 口座名義人

が確認できるようにコピーをとってくださいね。抜けていると、書類が受理されない場合がありますので窓口に行く前に確認をしてから行きましょう。


これで、年金の受取口座変更に必要な書類の準備は整いました。続いては、変更するにはどこに行けばよいのかになります。

口座変更の窓口

受取口座の変更を行うには、いくつか方法があります。いづれかの方法でお手続きを行いましょう。

窓口に直接行く

準備した書類を持って、年金事務所や年金相談センターへ行きましょう。お近くの相談窓口は日本年金機構の『全国の相談・手続き窓口』で確認することができます。年金事務所が遠くても、年金相談センターが意外に近くにあったなんてこともありますので、確認してみてくださいね。

郵送する

受取口座の変更は、郵送でも可能です。不足書類などがないか、よく確認をしましょう。お送り先は、『全国の相談・手続き窓口』で確認してくださいね。『年金受給権者受取機関変更届』に書いた電話番号に固定電話を記入した人は、普段つながりやすい電話番号のメモを入れてあげると親切です。確認の電話があるかもしれませので、お忘れなく。

誰かに行ってもらう

窓口に直接行く場合は、本人以外でもOKです。しかし、委任状が必要になりますので、事前に年金受取者本人に名前を記入してもらいましょう。委任状はコチラからダウンロードができます。これを一緒に持って行けば、本人以外でも受取口座の変更は可能です。委任状の名前は本人直筆というのが、原則です。せっかく行ったのに、受理されない可能性もあります。

これで、年金の受取口座の変更手続きは完了です。事務処理に1か月ほどかかりますので、お手続きする時期によっては、変更前の口座に次回分の年金が振り込まれる可能性がありますので、変更前の口座はしばらく解約せずに残しておきましょう。さらに、個別のパターンもご紹介しましょう。

現在の受取口座がわからない場合は

何かしらの理由があって、本人が年金の受取口座を忘れてしまった場合もあるでしょう。受取口座の変更をすれば、今後の年金は受取れますが、変更前の年金が受取れません。これも困りますよね。

日本年金機構に聞いてみたところ、『基本、本人以外には教えない。本人にも銀行名を言ってもらい、それに対してYES or NOで答える程度』という回答でした。

事情があり、本人がどうしても窓口に来れない場合はどうしたらよいでしょうか?と、続いて質問したところ、『その場合は、委任状をもって窓口に相談にきて下さい。ただし、こちらから銀行名や支店名はお応えできません。あくまでも、YES or NO での回答になる。』とのことでした。

具体的な、銀行名を伝えることができるのは、後見人になっており、窓口で相談し必要と判断されれば、可能かもしれません。どうしても、わからない場合で受取者本人が窓口に行けない場合は、時間は2か月以上はかかりますが、家庭裁判所に申し立てをして成年後見人の登記を行うのがよいでしょう。成年後見人は、配偶者が近い年齢の場合は、子供の方がよいでしょう。

成年後見制度(せいねんこうけんせいど)とは、広義にはその意思能力にある継続的な衰えが認められる場合に、その衰えを補い、その者を法律的に支援する(成年後見)ための制度をいう

出典:ウィキペディア

 

本人以外の口座に変更することは可能?

年金の受取者が、引出すことができないので、本人以外の口座に変更をしたい。とお考えの方もいるでしょう。これも年金機構の窓口に相談してみたところ、『不可能』という回答でした。年金の受取口座は本人名義又は、本人+後見人の名義の口座のみということです。

やはり、成年後見人の登記が必須になってきますね。

 

住所変更のお手続きも忘れずに

引越しをして住所も変更になる場合は、住所変更のお手続きも忘れずに行いましょう。変更方法は、年金の受取り口座変更の届出書と同じページに専用の書式がありますので併せてお手続きを行いましょう。

専用書式はコチラ:住所や年金の受取口座を変えるとき|日本年金機構

 

まとめ

年金の受取口座の変更方法はコレで、完ぺきですね。手順に沿って、手続きをしてみてくださいね。

ご注意してほしい点は、受取口座の変更ができるからといって、頻繁に口座を変更するのはNGです。銀行のキャンペーン目的で頻繁に行うと、受理されない可能性もあります。

実際、年金機構のホームページに『住所が変わらないのに、年金の受け取り先だけを変更するのはご遠慮下さい。』と記載があります。

常識の範囲内で行いましょう。また、年金を受け取っている方は、もしもの時の為にご家族又は子供に年金の情報や受取口座の情報を伝えておくことも必要かもしれませんので、一度考えてみましょう。何かあった時に大変なのは、手続きをする方ですからね。でも、本当に信頼できる人だけに伝えて、トラブルにならないようにきをつけましょう。

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